小野田真央先生の
『花咲さんの就活日記』を読みました。
かつて連載を持っていた無職の漫画家が
就活することを決意し、
葛藤する日々を描いています。
「花咲さんの就活日記」で検索して下さいね。
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花咲さんの就活日記のあらすじ
主人公・花咲さくらは
現在31歳、無職、未婚、彼氏なし、
預金わずか13万円です。
かつて連載を持っていた漫画家でしたが、
編集者とそりが合わず雑誌を飛び出しました。
現在はひたすら
他誌への原稿持ち込みの日々を送っています。
漫画は本当に自分がやりたいことだったのか?
葛藤しながら、
漫画は完全に断ち切ると決意しました。
自分の現状を見据え、
定職につこうと就活を始めたのです。
最初は書類選考すら通過できなかったものの、
書類にあることを書き加え、
何とか一次面接を突破するに至りました。
しかしそこで
何故か漫画を書き始めてしまう花咲さん。
「私は何をしているんだろう?」
漫画と出会わなければと後悔しながら、
それでも漫画から離れられない・・・
夢とは何か、
天職とは何かを考えさせられる作品です。
「夢は叶えたら仕事になるだけ」
という昔のドラマの台詞を思い出しました。
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花咲さんの就活日記のネタバレと感想
花咲さんの場合は、
漫画家は自分の夢だったのか?
やりたいことだったのか
どうかすら分からなくなっている状態です。
なまじ連載を持っていただけに、
なかなか漫画を断ち切れないでいるのです。
連載時についていた担当編集者は作中、
ちらっとしか出てきません。
この担当が何を考えたか
当時の花咲さんの人格を否定する発言を繰り返し、
追いつめられた彼女は
連載を辞めざるを得なくなったという事情が描かれています。
多分、この編集者は花咲さんが嫌いで、
彼女の漫画も嫌いだったのでしょう。
花咲さんの中で、
今でも「あいつが全部悪い」という思いは消えません。
他人のせいにしている時点で、
自分がやるべきことを放棄してる印象は否めませんが。
そんな花咲さんは自分の年齢を考えたとき、
今安定した職に就かなければ、
未来がない事に気付きます。
就活を始めたものの、
書類選考が通過しない現実を目の当たりにし、
彼女は奥の手「漫画家」経歴をつかった
エントリーシートを作成します。
どん引きされるか、
興味を持たれるか・・・
大きな賭けに出たのです。
1社から面接の連絡を受けた花咲さん。
しかし面接会場に置いてあったマスコットから
頭の中で話を作り出してしまったり、
面接官を冷静に観察し、
心の中で問いかけたり、
どうにも漫画家の習性が抜けない所が面白いです。
まったく緊張を見せなかった彼女は
この一次面接を通過しますが、
その足で何故か熱帯魚を買い、
そして何故か漫画を描き始めます。
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花咲さんの就活日記 まとめ
「漫画なんかに出会わなければよかった」
「漫画なんかに手を出してしまったために
人生がおかしくなってしまった」
そう思いながらも、
取り憑かれたように漫画を描かずにはいられない花咲さん。
就職活動が実り、
内定が出て初出勤日が決まりますが、
この人がドタキャンせずに出勤できるのかしら???
という所で次巻へ続きます。
『花咲さんの就活日記』は3巻まで出ています。
『花咲さんの就活日記』は夢と現実の葛藤を描いた作品でした。
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