安藤なつみ先生の
「ハイジと山男」を読みました。
祖父が愛した山小屋を守るため、
山知識ゼロのOLが都会を捨て山小屋生活をする、
山ガールストーリーです。
「ハイジと山男」で検索して下さいね。
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ハイジと山男 のあらすじ
突然、派遣社員をクビになった
派遣社員の高原羽衣路(たかはらはいじ)は
電車で気分が悪くなったところを
霧島朝日(きりしまあさひ)という青年に助けられます。
実はこの霧島は祖父の山小屋で働いている従業員でした。
山小屋で働いていた羽衣路の祖父は
浮世離れした人物だったので、
親戚の中でも異端の存在でした。
最近、その祖父が亡くなり霧島は
山小屋にあった遺品を持ってきてくれたのです。
遺品の中にはHAIZI(ハイジ)と
名前が入った鈴もありました。
それを見た瞬間、
羽衣路は祖父の愛した山に
行ってみることを決意するのです。
山のことを何にも知らない羽衣路は、
観光気分で手土産などを沢山買い込みますが
出発前に霧島に全て捨てられてしまいます。
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ハイジと山男 のネタバレと感想
そんな甘い気持ちで山に挑んではいけないのです。
実際、羽衣路は景色など楽しむ暇もなく
息も絶え絶えようやく山の中腹にある“みどり小屋”へたどりつきます。
そして何もかもが初めての山での生活が始まるのです。
私も山登りをしたことがないので、
この作品に出てくる山小屋での知識は
初めて聞くものばかりで目からうろこでした。
お風呂ないんですね。
またお客さんが多い時は布団は2人で一組!
なるほど~。
山小屋で働くことを決めた羽衣路ですが、
最初はやはり失敗ばかり。
お客さんに握って持たせてあげるおにぎりも、
一人120gと決められているのに
適当に増やしてしまったりしてごはんが足りなくなるという事態になりました。
羽衣路は、この山小屋を出たら
何もない世界だという想像力が足りなかったのです。
おにぎりを持たせてあげられなければ
頂上についても何も食べるものがなく、
それが元で事故が起こるかもしれないのです。
改めて自分の失敗の恐ろしさに気付いた羽衣路は
米をとりに倉庫へ向かいます。
米の袋を担いで持った時上から米の山が崩れてきました。
羽衣路の上にぶつかりそうになった時、
助けてくれたのが山小屋のもう一人の従業員、
空木雅夜(うつぎまさや)でした。
黒髪長髪の空木は物静かでほとんど口を聞きません。
それでも要所要所で羽衣路の手助けを
してくれたりするとても優しい人でした。
羽衣路は確かにちょっとイラッとするくらい
甘っちょろい考えを持っていたりするのですが、
大自然の中でどのくらい変われるんでしょうかね。
霧島ともしょっちゅう意見が対立していますが、
そのたびにちょとずつ成長しているみたいです。
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ハイジと山男 まとめ
山での生活が羽衣路をきっとたくましくしてくれて、
もしかしたらラブもあるのかな~と思います。
「ハイジと山男」は3巻まで出ています。
軽く読める山作品ですので、特に山登りに興味がない方でも気軽に読める作品です。
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