大和和紀先生の
『はいからさんが通る』を読みました。
大正ロマンの時代、ハイカラさんと呼ばれた女学生と
華族軍人の婚約からはじまる恋物語です。
「はいからさんが通る」で検索して下さいね。
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はいからさんが通る のあらすじ
時は大正。
ロマン溢れるこの時代に、
ハイカラさんと呼ばれる女学生の1人、花村紅緒がいました。
彼女は剣術に長け、
袴にブーツで自転車を乗りこなすじゃじゃ馬娘。
一方、華族と呼ばれるようになった公家で育った、
帝国陸軍少尉・伊集院忍。
日本人の父とドイツ人の母との間に生まれ、
日本人離れした顔立ちのハンサムな青年です。
花村家と伊集院家、両家の祖父母の取り決めで、
2人は生まれたときから婚約者となっていました。
忍の第一印象は最悪、
おまけに親の言いなりの結婚なんて考えられない紅緒は反発します。
さらに紅緒の親友である北小路環が
忍に想いを寄せており、紅緒の幼なじみの蘭丸は
紅緒と駆け落ちするほど彼女に
好意を抱いている混戦模様な状況となっていました。
婚約を破棄させるため、
行儀見習いで上がった伊集院家で
メチャメチャ暴れるつもりの紅緒でしたが・・・。
アニメ化やドラマ化もされた、不朽の名作です。
明治から大正の時代背景を知ってる大人になってからだと、
また違った読み方ができます。
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はいからさんが通る のネタバレと感想
かつて恋仲となった花村紅緒の祖父と伊集院忍の祖母。
しかし時代が2人を、
官軍と朝敵に分ち、結婚には至りませんでした。
いつの日にか平和な世の中になったとき、
両家は一つになる約束をします。
紅緒のあまりのじゃじゃ馬っぷりに手を焼いていた父親は、
この約束を持ち出し、彼女を嫁に出す決心します。
紅緒の父は帝国陸軍少佐であり、
婚約相手の少尉・伊集院忍の人柄を知っていたということも
大きかったのかもしれません。
紅緒は自転車ですっ転び、
オペラ鑑賞ではオペラそっちのけで忍と口論して劇場を出入り禁止になり、
蘭丸との駆け落ち途中でなぜか車引きの牛五郎という子分を作って、
酒を飲んで大暴れという醜態をさらしたにも関わらず、
忍は婚約解消しようとはしません。
最初は祖母の願いを叶えるための婚約でしたが、
紅緒と関わるうちに、
彼女の破天荒さに忍は惹かれていたのです。
一方の紅緒は女学校の同級生であり、
成績優秀で美人で性格の良い環と親友になりますが、
彼女の想い人が自分の婚約者だと知って、
忍に環と結婚するよう求めますが失敗。
女学校での料理・裁縫・行儀作法の成績は全丁(今で言うオール1)
と知った紅緒は、これを逆手に取って、
向こうから婚約破棄を申し出てくるよう仕向けようと企みます。
行儀見習い先の伊集院家で、
誰も嫁にしたがらない出来の悪さを披露して
すぐに帰されるつもりの紅緒。
しかし、伊集院家の厳格な殿様(忍の祖父)と一悶着あったり、
教育係の如月にしごかれてやつれたりとなかなか敵も手強く、
思うように事が運びません。
そんな中、幼なじみの美少年・蘭丸が女装し、
メイドの蘭子として伊集院家に潜り込んできて、
さらに紅緒の悩みは深くなるばかり・・・。
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はいからさんが通る まとめ
紅緒と忍の婚約、そして伊集院家は一体どうなってしまうのか?
続きが気になって仕方ありません。
『はいからさんが通る』は7巻で本編完結、
番外編を合わせて8巻まで出ています。
『はいからさんが通る』は大正ロマンを背景にした
ラブコメディーなお話です。
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