みなみうみ先生の
「小さなお人魚日和」を読みました。
今より少しだけ未来のお話。。。
人間は人魚という小さな“魚”を、
品種改良の末生み出しました。
東京にある小さなアクアショップで
いつか買われるのを待っている人魚たちと、
新人バイトの新山くんのお話。。。
「小さなお人魚日和」で検索して下さいね。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら
小さなお人魚日和のあらすじ
人魚も当初は上野のパンダみたく、
水族館に長時間並んで
見に行くような珍しさだったようですが、
養殖技術が進歩して
安価になってきたことから、
最近ではペットショップや病院の待合室など、
色んな所で見かけるような存在になってきているんだそう。
月刊マーメイドなんて雑誌も出てたりして、
人気のペットになりつつある…
そんな近未来です。
とあるアクアショップで
売出し中の人魚たち3匹、
ウミコとマリンとウオル。
ウミコはちょっとぽやんとしてておっちょこちょい。
新山くんに淡い恋心を抱いているようです。
マリンはイケメンが大好きなおしゃれな人魚。
ウオルはセレブ好きでエサが高級かどうかが大事(笑)
飼い主に求めることは
安定した水質と食欲を満たしてくれればいい、
というドライなタイプ。
そのアクアショップで働くのが
新人アルバイトの新山くん。
人魚を金魚鉢で飼おうとしたりと素人なのですが、
ちゃんと気持ちを考えられる優しい人です。
そしてそのアクアショップの店長さん。
知識も豊富で何より誠実に
ペットにも人にも接することのできる、
熱い思いも持ったデキたお人です。
金儲け主義などではなく、
何が良いのかをちゃんと判断できる
素晴らしい店長さん!
惚れましたっ(笑)
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら
小さなお人魚日和のネタバレと感想
人魚はほかの魚より売るのが難しいらしく、
買っても気持ちのいいコミュニケーションがとれなかったと、
よく返品されるそう。
生物学的にはイヌ・ネコほどの知能とされていて、、
言葉は話せなくとも意思表示はできる人魚。
確かにこちらの言っていることは
理解している感じです。
姿は人間に近いし
お互い割と直に相性を感じちゃうことが、
難しいところでもあるんですね。
店長さんが言った、
“飼い主とペットがお互いに満たされるかどうか、
魚達が生き物らしく人間と触れあえる
きっかけをあげるのが僕らの役目”
というセリフ!
名言です!!
素晴らしいっ。
ペットと飼い主を
引き合わせることをしている人たちには、
是非これを教訓としてほしいものです。
当の人魚たちはその会話を聞いていると、
まるで彼氏の話をする女子高生のようでもあります。
ダイエットしようと
エサじゃなく水草やコケを食べてみたり、
イケメンの愛しさ溢れた視線を浴びたいとか言ってみたり。
ウミコが前にいたところの話では、
なんと人魚キャバ嬢だったという
意外な事実が判明したり。
アクアガールズバーなるものがあって
お酒つぎ人魚をしていたとか。
近未来恐るべし!
いや楽しそう?!?
“飼い主は選べない”
というペットの悲しいサガもあり、
お客の中にはワイングラスで飼うから水槽なんかいらない、
なんて言う輩もやってくるのです。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら
小さなお人魚日和 まとめ
そんな狭くて少ない水で飼ったりしたら、
水の汚染も早く人魚にストレスですぐ弱ってしまうというのに、
そんなことは全く意に介さず。
人魚のストレスガン無視で使い捨てようとしか考えていないのです。
そこで店長さんの名言があってスッキリするんですけれどね。
「小さなお人魚日和」は8巻まで出ています。
「小さなお人魚日和」は人魚がペットのファンタジック近未来な作品でした!
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら