樹なつみ先生の
「愛蔵版 花咲ける青少年」を読みました。
世界経済を牛耳る大企業のトップが、
自分の愛娘に課した夫探しのゲームとは…。
「愛蔵版 花咲ける青少年」で検索して下さいね。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら
愛蔵版 花咲ける青少年 のあらすじ
ラギネイ王国の皇太子マハティ殿下は、
植民地会議のためNYの地に降り立ちます。
ですが彼を狙う暗殺者が現れ、
スキをついて逃げたところを、
新聞記者フレドとクラブ歌手キャスリーンにかくまわれます。
キャスリーンと一夜を共にし、
愛してしまったマハティは彼女に結婚を申込みますが、
身分の違いからキャスリーンはフレドと姿を消します。
マハティの子供を宿したまま…。
時は過ぎマハティの孫、
花鹿バーンズワースは父親のハリーに呼ばれ、
留学していた日本から呼び戻れされます。
14歳になった彼女に父親が提案したのは
“夫探しゲーム”でした。
父親が長年かけて探し出した、
彼女の夫候補3人の中から夫を選ぶというものです。
誰がその候補なのかは花鹿には知らされません。
ただ、会えば必ずわかるはずだというのです。
そして彼女が夫に選び、
さらに夫から彼女が選ばれたときこそ、
結婚が許されるというものでした。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら

愛蔵版 花咲ける青少年 のネタバレと感想
マハティの息子、ハリー・バーンズワースは、
世界有数の巨大財閥をたった一代で築き上げた、
現代の奇跡とも言われる人物です。
その彼が配したゲームが、
花鹿の運命を大きく変えていくことになるのです。
まず、序章のマハティ殿下が登場するところですが、
序章とは思えないほどの完成された物語です。
それだけで一冊の本が出来るような
すばらしい展開ですね。
さて、花鹿のそばには幼馴染でボディーガードも兼ねている、
倣立人(ファン・リーレン)という若者がいます。
立人は中国の倣財閥の総帥で、
顔もすこぶるいい男です。
花鹿は兄と慕っていますが、
立人は花鹿に対してそれ以上の気持ちを持っているようです。
ですが立人はハリーに花鹿の夫探しを見届けてくれ、
と言われ複雑な気持ちになります。
そして花鹿の前に一人目と思われる人物が現れるのです。
彼の名前はユージィン。
花鹿がかわいがっていた白ヒョウの“ムスターファ”に、
そっくりな美青年でした。
彼の生い立ちはとても複雑で、
彼自身も生きる屍のような生活をしていましたが、
花鹿が彼の心を救い、
生きる希望を持つことが出来るようなりました。
花鹿の夫探しのゲームはまだまだ続くのです。
大富豪、大財閥でしかも美青年しか出てこない、
本当に美しく濃厚な作品です。
花鹿も芯が強く、
お金に無頓着で愛らしいんですよね。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら

愛蔵版 花咲ける青少年 まとめ
人気が出てアニメ化もされたというのが納得です。
早く二人目三人目の美青年を見たいです!
「愛蔵版 花咲ける青少年」は6巻で完結しています。
一人の美少女をめぐる夫探しゲームが、
国家を巻き込む壮大なものになっていく、
ずっしりと読み応えのある作品でした。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら
