2010年12月10日。
事故で太田光は亡くなりました。
恋人だった山田寅雄は後追い自殺を図ります。
―…、寅雄が目覚めるとそこは2260年。
250年もの長い間、
冷凍保存され眠りに就いていた寅雄。
そして傍らには光によく似たアンドロイドが
優しく佇んでいて。。。
「500年の営み」で検索して下さいね。
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500年の営みのあらすじ
海の綱元太田家と山の名主山田家は、
昔から仲が悪かった因縁の関係です。
だけど寅雄はずっと光のことが好きでした。
時は経ち大学生になって再会した二人、
互いの本心を知り、
まるでロミオとジュリエットのように
心と心で結ばれることに。
そんな互いにとって互いが全てだった二人に訪れた悲劇、
光が事故で突然亡くなってしまうのです。
思い余った寅雄は飛び降り自殺。
植物状態になってしまった寅雄を
両親が冷凍保存したのでした、
技術が進化することに希望を託して…。
両親ががあれほど認められなかった光という恋人、
だけれどアンドロイドでも
二人を再会させてやりたいと
望んだ親心からの行動だったのです。
設定がとてもSFな雰囲気をもっています。
この感じどこかで見たことあるような気がするなぁ
と思っていたんですが、
そうか星新一さんの小説の世界観に
どこか似ているような気がしました。
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500年の営みのネタバレと感想
250年の間にいくつもの戦争を経て、
国という概念がもう無くなった世界、
こういうファンタジックな設定嫌いじゃないです。
ヒカルBは細かい作業が苦手で不器用。
3割減のアンドロイドなんだけれど、
その一途な献身ぶりが涙を誘います。
なんて健気なコ!(アンドロイドなんだけど)。
『泣いてるの?寅。うれしいの?かなしいの?
オレが寅の役に立つよ』
『オレがお前に好きだって言うと
お前がすごく可愛い顔するから好きだって言うたび好きになる…』
ヒカルBのセリフが胸に刺さります。
BLだけどHな要素は全く無く、
非常にプラトニックなお話です。
相手が同性…というかアンドロイドだというだけで純愛です。
機械だとは頭でわかっていても、
次第に心惹かれていく寅雄の気持ちがわかるような気がします。
それほど感情移入させるものを備えているヒカルB。
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500年の営み まとめ
永遠なんてものはどこにもなくて、
全ては移り変わっていくんだけれど、
だけれど変わらないものを追い求めるが故に起こる悲劇、
そしてそこからも希望を見出そうとしていく人の力、
いろいろイロイロ深いメッセージが含まれているようで、
なんとなくそんなことを考えてしまいました。
とてつもない孤独を抱えているとは思いますが、
それでも気持ちがほっこりできる作品だと感じました。
「500年の営み」は1巻で完結しています。
「500年の営み」は優しくなれるSFな作品でした。
「500年の営み」で検索してみて下さい。
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