本田恵子先生の
「月の夜 星の朝 35ans」を読みました。
やっと会える・・・。
離婚届を手に、もう一度彼とやり直せると信じて、
仕事先の海外から帰国したフォトグラファーのりお。
しかし、そこで待っていたのは、彼からの最後通告だった。
３０年付き合った二人の未来は？！
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月の夜 星の朝 35ans のあらすじ
やっと会える・・・そんな思いで飛行機に乗っているりお。
りおは３５歳のフォトグラファー。
海外で５年間仕事をしていました。
しかし、一か月前、離れて住む旦那夫、遼太郎から離婚届が。
ちゃんと自分の気持ちを伝えたら、
きっとずっと一緒に過ごしてきた二人だからやり直せる・・・
そう信じ、ただ会いたい気持ちを高ぶらせて帰国したりお。
しかし、空港で待っていた遼太郎から渡されたものは、
二人の部屋の鍵。
空港には、遼太郎が務める高校の同僚である女性が・・・。
二人は付き合ってる様子ではありませんが、
彼女は遼太郎を好きなようです。
別れのショックに打ちひしがれるりお。
それでも、高校の同級生との飲み会に参加したりお。
遼太郎とのことを知らない同級生から、
二人の関係を羨ましがられるりおは、
最後まで二人のことを話すことができません。
りおと遼太郎は５歳の時からの付き合いで
今に至っているようです。
それだけ長い時間をかけて紡いできた関係なので、
その別れをまだりお自身受け止めきれません。
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月の夜 星の朝 35ans のネタバレと感想
帰り道、親友の麻衣にだけ、本当のことを話したりお
麻衣から励まされ、もう一度遼太郎と会うことを決心します。
そこで、遼太郎の勤める学校へ行ったりおは、
バスケの顧問としていきいきしている遼太郎を見て、
自分はもう必要ないのだ・・・と痛感します。
一方遼太郎は、バスケのコートでりおをみつけ、
バイクで家までやってきます。
お互いの本音をぶつけ合う二人。
遼太郎は、バスケがあればりおはいらないと言います。
あまりに辛い言葉です。
生半可な優しさは未練を残すだけ・・・と思いつつも、
りおの気持ちを考えると、あまりにも残酷な現実ですね。
りおはしばらく時間がかかりますが、
もう後ろは振り返らないと決心し、二度と泣かないと誓います。
そんな中、同級生から現役バスケット選手の撮影を頼まれたりお。
若くて、人気のあるバスケット選手、
青木周平の写真集の撮影を引き受けます。
りおの写真のファンだという青木選手は、
その中でも、プロだった時代の遼太郎を撮った写真が一番好きだといいます。
そして、遼太郎に専属のトレーナーになって欲しいという青木選手。
そこに、青木選手に呼ばれた遼太郎がやってきます。
顔を見るのさえつらいりお。
しかし、撮影のために時間を共にします。
そんな中、青木選手に優しくされるりお。
遼太郎が同僚の教師をバイクに乗せているのを見かけ、
青木選手のマンションに向かいますが、そこにはほかの女性が。
自分のバカさに打ちひしがれるりお。
このまま遼太郎とりおは３０年の付き合いにピリオドをうつのでしょうか？！
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月の夜 星の朝 35ans まとめ
３０年付き合ってきた二人の結婚生活が破たんする・・・
そんな悲しい展開ですが、二人の割り切れない気持ちに、
読んでいてハラハラさせられます。
大人な二人のそれぞれ抱える気持ちが共感を持って読める作品です。
このまま二人は別れてしまうのか・・・この先がとても気になります。
「月の夜 星の朝 35ans」は6巻まで出ていて、完結しています。
この作品は、複雑な二人の気持ちに切なくなる、大人な恋愛作品です！
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