庄司陽子先生の
「生徒諸君！」を読みました。
はつらつとしたヒロインと友人たちの友情、
そしてそれぞれの成長の過程を描いた学園物語です。
この作品は１９７８年の作品なのですが、
続編として「生徒諸君！教師編」と
現在も連載中の「生徒諸君！最終章・旅立ち」もあり、
幅広い世代に知られている作品だと思います。
実写での映画化やドラマ化もされているので
作品の内容は知っていたものの、読むのは初めてだったのですが、
とても面白かったです。
「生徒諸君！」で検索して下さいね。
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生徒諸君！ のあらすじ
ヒロインの「ナッキー」こと北城尚子（きたしろなおこ）が
聖美第四中学校の２年A組に転入してくるところから物語は始まります。
転入早々、尚子は教師に対して生意気ともいえる態度をとったり、
クラスメートに対しても本音を隠さず言いたいことを言ったり、
その強烈なキャラクターで周囲の人間を圧倒するのです。
尚子は隣の席になった「ばかめ」こと岩崎祝（いわさきはじめ）とうまが合って、
二人はすぐさま打ち解けていきます。
そんな二人を見てはじめは遠巻きに見ていたクラスメートたちも
次第に尚子と仲良くなっていくのです。
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生徒諸君！ のネタバレと感想
尚子のキャラクターは本当に強烈で、
教師だったらこんな生徒嫌かもなんて思ってしまいました。
それでも、よくも悪くも裏表のない性格のヒロインで
なぜか惹かれるものがありますね。
教師たちから「悪たれども」と揶揄されていた尚子と祝はある日、
「聖美悪たれ伝を作る会」・通称「悪たれ団」を結成します。
その後「悪たれ団」に２年A組の委員長で美術部の
五月野舞子（さつきのまいこ）が加入。
祝に恋心を抱いていたために尚子に突っかかってきていた小西初音（こにしはつね）も
尚子と和解した後はメンバーとなります。
２年A組の委員長で医者の跡取り息子として
勉強ばかりしていた田村僚一（たむらりょういち）も、
かつては尚子たちのことをどこか冷めた目で見ていましたが、
尚子の真っ直ぐさに触れて「悪たれ団」の一員となることに。
尚子を中心とした彼らは、
様々なことを乗り越えながら友情を育んでいくのです。
登場人物たちがみんな個性豊かで、読んでいて飽きないですね。
どのキャラクターも、長所も短所もあるのがとても良かったです。
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生徒諸君！ まとめ
ストーリーは主にこの「悪たれ団」のメンバーが中心となって進んでいきます。
恋に落ちたり失恋したりもありますが、
それだけでなくシリアスなシーンもあったりして
ドラマチックな展開も多かったです。
作風はレトロな雰囲気で少し時代を感じさせるところもありますが、
内容は若い世代が読んでも新鮮に感じるのではないでしょうか。
親子二代で楽しめる作品だと思います。
この作品は全２４巻で、完結しています。
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