中村真理子先生の
「レッド・リン」を読みました。
この漫画は、老舗梅干し会社社長の長女として生まれた高遠林が、
長男の結婚相手、メイファと出会ってしまったことによって、
不幸な出来事に巻き込まれるようになり、
自身の天才的な記憶力を生かして災難の発端を探っていく漫画です。
「レッド・リン」で検索して下さいね。
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レッド・リン のあらすじ
この漫画の主人公である高遠林は、
老舗梅干し会社「ウメトウ」を営む高遠家の長女です。
他の兄弟は皆「ウメトウ」の重役に就いているにも関わらず、
彼女だけが梅林に囲まれた小屋に引き籠って
毎日梅の観察をしているばかりだったので、
林は高遠家の中でも特殊な存在として見られていました。
そんな中、ある日高遠家の長男である
高遠檀の結婚が決まったことによって、
彼女を取り巻く環境は大きく変化します。
檀の結婚相手はメイファという女性だったのですが、
生まれが日本ではない彼女のことを、
最初は周りの人たちも奇異な目で見ていました。
しかし彼女の嫁としての
慎ましやかな姿を見た他の兄弟は、
メイファに対して徐々に寛容的な態度を示すようになり、
林もまた彼女のことをよき家族として認めていくようになりました。
そんな中、ただ一人林の祖父である高遠柱だけが
彼女との結婚に反対していました。
すっかり彼女に絆されてしまった周りの兄弟たちは、
祖父をなんとか説得しようと奮闘するも、
その成果は空しく、彼はメイファと檀の婚姻儀礼中に亡くなってしまいます。
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レッド・リン のネタバレと感想
仲が良かった祖父の死を悲しみつつも、
これからはメイファも含めた
新しい家族と共に頑張ろう決意していた林でしたが、
祖父の墓に思いっきり唾を吐きかけるメイファの姿を
偶然見てしまった林は、彼女の「裏」の顔を知ることになります。
このままメイファが
自分の家族になってしまっては危ないと本能的に悟った林は、
どんなに過去のことであっても
一度目にすれば忘れないという天才的な記憶力を使って、
メイファの真意を暴くことを決意するのです。
この漫画は、
一見難しそうな内容だと思われるかもしれませんが、
メイファの過去を知るにつれてどんどん先が読みたくなる漫画でした。
表の顔と裏の顔を上手く使い分けるメイファによって、
高遠家はどんどん崩壊していってしまうのですが、
その様を何も出来ないまま見せつけられている林が切なく思えました。
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レッド・リン まとめ
この漫画は、一本の小説が仕上がりそうなくらい
作り込まれているなぁと感じました。
梅についての知識も豊富で、初めて知ることばかりだったので、
とても興味深く読み進めることができました。
中村真理子先生は林とメイファにどんな結末を用意しているのか全く先が読めなかったため、
もっと続きを読んでみたいなぁと思いました！
「レッド・リン」は六巻で完結しています。
この漫画は、探偵ものが好きな人におススメしたい漫画でした！
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