霜月かよ子先生の
『真夜中のアリアドネ』を読みました。
再会した幼なじみを追って、
裏社会の秘密に巻き込まれた女子高生のお話です。
「真夜中のアリアドネ」で検索して下さいね。
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真夜中のアリアドネ のあらすじ
綿谷千代子は141cmの低身長女子高生です。
小さくてトロい彼女のことを「とろちょこ」と呼ぶ幼なじみ、
丘賀知治（きゅうが ちはる）と偶然同じクラスとなり、再会を果たします。
ある日、知治を追っていた千代子は、
地下に隠されていた秘密クラブに迷い込んでしまいます。
そこにはなんと、女装した知治の姿がありました。
訳が分からないまま知治の助けを借りて、
地上世界へ戻ってきた千代子。
後日、知治の家に招かれた彼女は、衝撃の事実を知らされます。
離れている間に、幼なじみの身に一体何が起こったのでしょうか！？
普通の高校生たちが裏社会の闇に迫る、
眼が離せない展開にハラハラドキドキです。
低身長故に大食いで、
色気より食い気の愛すべきマスコットキャラとして登場する千代子。
顔は可愛いのですが、
ちょっとトロくさいという少女漫画の定番主人公ですね。
対して、新学期早々大遅刻で登場し、
不穏な空気をまき散らす男子、それが千代子の幼なじみの知治です。
知治は昔から千代子にちょっかいを出してはからかうという、
好きな女の子に意地悪する小学生男子の典型だったようです。
成長した彼は顔はイケメンなのに、
第一印象の悪さのため同級生から遠巻きにされています。
そんな２人が再会して、知治が痴漢から千代子を助けてくれ、
ラブラブゥな展開になるのかと思いきや、
彼を追っていた千代子のいきなりの秘密クラブ潜入にビックリです。
そこでロリコン相手の新入りと勘違いされ、
店員の野上修吾に組み敷かれてしまう千代子でしたが、
そこに現れたのは綺麗なお姉さん？かと思いきや、
なんと女装した知治！？でした。
予想のナナメ上をゆく姿での登場に、
軽くパニックを起こしそうです。
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真夜中のアリアドネ のネタバレと感想
その姿を見たトロちょこの千代子さんは、
知治の姉である「知世（ちよ）に似てる」などと
のんびり発言をかまし、場を和ませてくれます。
千代子の服に引っかかっていたピアスに気付いた知治は、
必死の形相に変わり、どこでピアスを手に入れたか問いつめますが、
千代子には判りません。
取り敢えず千代子の安全が最優先とばかりに、
知治は彼女を助け、地上世界へと戻してくれます。
翌日、知治の家まで付いて行くことになった千代子。
そこで明かされたのは、知治の姉・知世が
現在行方不明になっている衝撃の事実でした。
去年の9月に地下の秘密クラブで目撃されたのを最後に
消息を絶っているというのです。
姉を探し出すため、知治はその容姿を活かして女装し、
秘密クラブに潜入していたのです。
手がかりを得られないまま時が過ぎ、
成長期の彼は体格が次第に変わってきていました。
これ以上の潜入捜査は厳しいと感じていたところへ、
千代子が引っ掛けてきたピアスに一筋の光を見ていたのです。
そのピアスは姉の知世が身に付けていた物でした。
そして、あの秘密クラブでは入った女性達が
数ヶ月で姿を消しており、
知世はもう生きてはいないかもしれないという知治の言葉に、
千代子はショックを受けます。
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真夜中のアリアドネ まとめ
さらに、今度は知治が学校に来なくなり、
行方不明となってしまいました。
彼を追って、千代子は再び秘密クラブへ???！？
怒濤の展開にハラハラし通しで、眼が離せません！
『真夜中のアリアドネ』は4巻で完結しています。
『真夜中のアリアドネ』は新時代ロマンチックサスペンスなお話でした。
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