志村貴子先生の
「こいいじ」を読みました。
30歳独身－ずっと幼馴染のお兄ちゃんが大好きで、
だけど一度も女として見てもらったことがない女。
それでも好きでいることをやめられない
不器用な恋愛を描いた大人のラブストーリーです。
「こいいじ」で検索して下さいね。
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こいいじ のあらすじ
銭湯の娘、忠実（まめ）は今日30歳の誕生日を迎えます。
独身を貫いてきたのは、子供の頃から
ずっと恋し続けた人がいるからです。
そしてまめの誕生日は、
まめが恋し続けてきた聡太の最愛の人の命日なのです。
まめは小さな頃から5歳年上の颯太の事が大好きで、
何度か告白もしてきましたが、
そのたびにやんわりと断られてきました。
それでもあきらめきれずにいましたが、
颯太は結婚し子供も授かります。
ところが去年、颯太の最愛の妻が
病気で亡くなってしまったのです。
奥さんが亡くなったからといって
まめは即座にその座を奪おうなどとは考えません。
颯太の娘の優とも仲良しで、
「新しいママが出来るならまめちゃんがいい！」
と言われてるほどなのですが肝心の颯太の中にまめの居場所がないことを、
まめは十分知っているのです。
何十年も好きだけど報われず、
だけどあきらめることも出来ないって切ないですね。
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こいいじ のネタバレと感想
まめの颯太への片思いは、
近所の人たちみんなも知っています。
初恋をこじらせ続けているまめを
周囲も温かく見守っているようです。
颯太の弟である駿はまめと同い年で彼もまた独身です。
駿はいつも優しくまめを気にかけているようですが、
彼もまた結婚すると言い出します。
周囲がどんどん結婚し、
まめだって寂しさを感じない訳じゃないのです。
だけど好きでいることをやめられない。
しつこく片思いし続けるあたしってなんなのだろう、
と自問自答を繰り返すのです。
そんなある日仕事で南米に行っていた、
まめの姉ゆめが日本に帰国します。
颯太が昔、ゆめの事を好きだったことをまめは知っています。
だからゆめの帰国の話をなかなか颯太には出来ずにいました。
それでも姉の事が好きなまめは、
南米で危険な目に合って帰ってきたゆめの無事を心から喜んでいます。
ゆめがいると知らずに銭湯へやってきた颯太は、
番台にゆめがいるのを見て驚きます。
そしてその顔はまさに恋する男なんですよ。
まめは良い子すぎるんでしょうね。
颯太を奪い取ろうと思えば出来たんじゃないかと思いますが、
のんびりした性格なんでしょうかね。
実はまめは知らない事なのですが、
南米に立つ寸前まで颯太とゆめは付き合っていたのです。
颯太の方がぞっこんらしくゆめは自分の帰国は待たなくていい、
とさらっと颯太に言っています。
が、大人の関係であったことは確かなようです。
ん～まめが颯太の事を好きなことは
ゆめだって知っていたと思うんですけどねぇ。
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こいいじ まとめ
まめの目線で読んでると、
どうしてもゆめの事がちょっと好きにはなれなくなってくるんですよ。
でも恋ってそういうものなんでしょうね。
これは続きが気になりますね、まめの幸せを願わずにはいられません。
「こいいじ」は4巻まで出ています。
初恋をこじらせた大人の青春ラブストーリーでした。
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