島田ちえ先生の
『地獄のエンラ』を読みました。
閻魔帳に未来の咎人として記された女子高生が
閻魔大王の息子達に対抗していくお話です。
「地獄のエンラ」で検索して下さいね。
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地獄のエンラ のあらすじ
地獄の裁き人閻魔大王は
世代交代の時期に来ていました。
彼の子ども5人に与えた試練は、
閻魔帳に記された未来の咎人達を抹消すること。
一番多く抹消できたものが
次期閻魔大王の器であると認めるというものです。
閻魔大王の三男エンラは、
咎人として記されていた篁小町（たかむらこまち）16歳の舌に烙印をし、
地獄へと引きずり落としました。
「弱きを助け、悪を挫く、清く正しくまっすぐ」
と教えられて育った自分が、閻魔帳に未来の咎人として記されているのは、
何かの間違いだと主張する小町。
閻魔大王と閻魔帳の間違いを証明するため、
人間界へ戻った小町でしたが・・・。
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地獄のエンラ のネタバレと感想
弁護士である父と検事である母の間に生まれた篁小町は
法曹界のサラブレッドを気取り、
学内で「歩く六法全書」と呼ばれ、恐れられていました。
法律が書かれた六法全書を盾に、
校内の揉め事を解決し、校則を守らない生徒は
容赦しない徹底振りです。
そんな彼女が出会ったのは、
なんと地獄の閻魔大王の三男エンラ。
エンラに口づけされた小町の魂は肉体を離れ、
地獄へと誘われます。
地獄でのウジ虫が体を這って食い荒らしていく画が
虫嫌いの女性にはキツいです。
エンラから自分が閻魔帳に未来の咎人として
記されていると聞かされた小町は、異議を唱えます。
間違っているのは閻魔大王と閻魔帳だと主張する小町。
まだ起きてもいない未来を裁くなんて公平ではないと突っぱねる小町に、
エンラは父である閻魔大王と閻魔帳が正しいことを証明すると告げ、
もし小町の主張の方が正しければ彼女を解放するが、
間違っていた場合は無限地獄へ落とすと宣言します。
人間界に戻った小町とエンラは
お互い自分の方が正しいと証明するため、
小町以外に閻魔帳に載っている人間に接触をはかります。
エンラの口づけによって舌に烙印された影響で、
人間の邪気が見えるようになっていた小町。
邪気は恨み・憎しみ・嫌悪のもやであり、
それが角となり「鬼」になった瞬間、人は罪を犯すといいます。
邪気に覆い尽くされる直前の未来の咎人を助けたところ、
閻魔帳からその名が消えてしまいました。
この辺りで「おや？」と気付く人がいるかもしれません。
閻魔帳に記された未来の咎人を抹消する課題というのは、
一体何なのでしょうか？
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地獄のエンラ まとめ
咎を無くし閻魔帳から名前を消す事を意味するのでしょうか？
あるいはエンラが思った通り、咎人を地獄へ連れて行き、
咎人自身を人の世界から抹消することを意味しているのでしょうか？
閻魔帳から他の人の名前を消すことで、
何故か小町の咎人ランクがどんどん上がっていきます。
そのため、次々とエンラ以外の閻魔大王の子ども達が
小町を狙って現れてしまい・・・！？
『地獄のエンラ』は３巻まで出ています。
『地獄のエンラ』は地獄の世代交代に巻き込まれた少女のラブコメディーなお話です。
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