加賀やっこ先生の
「一礼して、キス」を読みました。
弓道部を舞台にした後輩男子との青春ラブストーリーです。
「一礼して、キス」で検索して下さいね。
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一礼して、キス のあらすじ
岸本杏（きしもとあん）は夏の大会が終わると、
部長として在籍していた弓道部を引退することを決意します。
中学から6年間弓道を続け部長になったのにも関わらず、
目立った実績を残すことができなかった杏は
悔しさを通り越しすでに諦めたような疲れた顔をしています。
杏は浮かない顔で次期部長の三神曜太に引退する旨を告げ、
後は宜しくと言って去っていきます。
放課後、杏は再び弓道部の部室に向かいます。
弓の弦を間違って持ってきてしまったからです。
その弦は実は三神が
杏の荷物に滑り込ませたものなのですが‥。
三神に弦を渡しすぐに帰ろうとする杏ですが、
三神は挑発するように意地悪な事を言ってきます。
三神は全て知っていたのです。
杏が誰にも言わずに一人で毎日練習し続け
無理をしたために、どんどん射型が崩れていったことを。
先輩は馬鹿なんですか、とうっすら笑う三神。
杏のことを無責任だと言う三神に
杏はわかったふうに言わないでと反論しますが、
こんなに簡単に終わっていいんですか？と問われます。
そして杏は三神と二人で見取り稽古をするのです。
三神にアドバイスされるままに自然に矢を放つ杏、
久しぶりに良い弦音が響きます。
笑顔で見守る三神にドキッとする杏。
三神は急いで引退しなくても秋の大会までいればいい、
と杏を部に引き留めようとします。
杏は予備校があるから帰る、
と急いで踵を返しますが三神はそんな杏の腕をつかみ、
俺のそばで稽古をつけて欲しいと言うのです。
自主練につきあうことをしぶしぶＯＫする杏。
あぁ、三神くんかっこいい。
加賀先生の絵は好きですね～。
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一礼して、キス のネタバレと感想
三神くんのキャラはオレ様ともドＳとも違う、
どちらかというとフェチとか変態に近い感じがどんどん出てくるんですけど、
それがいいんですよね。
三神流というか、むしろそれがいい。
流されるまま自主練に付き合う事をＯＫした杏ですが、
やはり断ろうと思っていました。
ですが三神は下帯をみんなでお揃いにしたいとか、
なにやかやと杏を部に引き留めようとします。
さらには秋大会に杏の名前を勝手にエントリーしてしまうのです。
驚いて部室に駆け込む杏。
ここなんですけど、三神くんは杏の袴らしきものを
ちょっと匂いかぎつつ先輩…とつぶやいているんですよ。
いやいや、三神くんかっこいいから許します。
杏はなぜ自分が大会にエントリーされているのか
問いただしますが、大会は明日なんだから
今更ごちゃごちゃ言わないで下さいよ、
と三神に言われます。
あたしのこと振り回さないで！と杏は叫びます。
でも三神は俺のほうがよっぽど振り回されてる、
と言いながら杏にキスしてしまうのです。
あんたが好きなんだと言う三神。
結局押し切られ杏は大会に
出場することになってしまいました。
出場を決意して会場に来たものの、
団体戦の立ち順がエースの三神よりも杏が先になっていて、
杏はひどく動揺します。
一本目を放つ“大前”はエースクラスの人が出るところなのです。
自分にはその実力がないことを良くわかっている杏は
三神に変更するよう申し出ますが、
三神は杏のエロい背中を後ろから見たいだけだと言います。
あまつさえ、それが今日の目的だとも言うのです。
変更に応じる様子がない三神。
杏は自分で自分の実力が良くわかっています。
練習しても練習しても納得のいく結果が出せなかったことで苦しんできた杏。
トイレの個室にこもり外に出られなくなってしまいます。
失敗したらどうしよう…
そればかりが頭をぐるぐるとまわってしまうのです。
すると三神がやって来て優しく言いました。
どうしても先輩の最後の大会で一緒に結果を残したい、俺を信じて欲しいと。
試合が終わり三神は個人戦優勝、団体ではベスト8に残りました。
そしてふたりの関係は…というところで1巻は終わります。
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一礼して、キス まとめ
この作品は、三神くんが何を考えてるかわからないのと対照的に
杏の気持ちの揺れ動く様が丁寧に描かれているんですよね。
前半で自分で結果を残せなかった杏が
終始暗い顔をしていて杏の気持ちが伝わってきます。
そして三神くんがかっこいい。
ちょっと押しが強くて色気がありますね～。
続きがむちゃくちゃ気になります。
「一礼して、キス」は7巻まで出ています。
後輩男子に翻弄されながらも自分自身に向き合い成長していく女の子の作品でした。
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